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住宅ローンにおける「自己破産」の存在意義

2014年12月2日「火曜日」更新の日記

2014-12-02の日記のIMAGE
"自己破産とは、返済に窮した住宅ローンの利用者が“自ら”申し出る破産のことです。破産する側(債務者)の立場からすると裁判所によって支払不能状態であることが認められ、そのうえ破産宣告の決定がなされると以後、原則として取り立てはストップ。そして、破産管財人による自己破産者の財産管理および換金の後、最終的に免責許可決定にこぎつけることができれば、住宅ローンはすべて消滅し、借金地獄から完全に解放される債務整理方法です。自己破産は、どうしても「人生の失敗者」といったイメージが連想されますが、本来は債務者を救済するための制度です。人生をもう一度、やり直すチャンスを与えるための受け皿なのです。以下、予備知識として自己破産の特徴を紹介します。自己破産の魅力は何といっても借金が“チャラ”になることです。個人再生手続では,住宅ローンの返済義務はなくなりませんが、自己破産ではすべての借金がきれいになくなります(免責許可決定された場合)。その上、日常生活に必要な家財は差し押さえられることがなく、戸籍や住民票に記載されることもありません。また、結婚や就職など、ご家族に迷惑をかける心配も少ないので、イメージだけで自己破産を否定的に考えるのは、改めたほうが良いでしょう。しかし、デメリットもあります。自分名義の財産を失うのは当然として、破産手続の開始決定から免責許可決定までの数カ月職業には、就けず,資格制限を受けます。また、官報に氏名と住所が掲載され、ブラックリストに名を連ねることになります。その結果,おおよそ5~7年間はローンを組むことができなくなります。自己破産は“究極の債務整理方法”と位置付けておきましょう。 "

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