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訴状を裁判所に提出

2015年5月28日「木曜日」更新の日記

2015-05-28の日記のIMAGE
このように素人でも簡単にできる手続きであっても、裁判所が関与してまとまったものである以上、その効力は強いのです。訴訟ということばは、広い意味では、裁判所での争いごと一般をさすようです。しかしここでは、ふつうの民事訴訟についてだけ述べてみたいと思います。金銭紛争や、不動産、動産などについての財産上の紛争は、原則としてすべてこの民事訴訟で結着をつけることができます。訴訟を起こすには、訴状を裁判所に提出しなければなりません。訴状の内容は、だいたい調停中立書と同じです。この、訴訟を起こす人を原告、相手方を被告といいます。ちなみに訴訟を起こされて、自分が被告とよばれることに腹を立てる人が少なくありません。刑事事件の「被告人」と混同しているからでしょう。しかし民事訴訟で被告となることは、はじでも何でもありません。国でさえも、数知れない民事訴訟で被告になっています。訴状は調停申立書とちがって、その形状や内容にあやまりがありますと、裁判所で受けつけてくれません。なお訴状を出すときにも収入印紙と郵便切手が必要ですが、その額は調停の場合の2倍くらいです。訴状を出しますと、被告に呼出状が行って、手続きが始まります。

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