管理人はだれ！？

2015年7月13日「月曜日」更新の日記

注意していただきたいことがある。それは、先程お伝えしたように、物件図面に記載されている専有面積には、廊下等の面積も含まれている、ということである。マンションの広告図面をたくさんご覧になったことがある方は、間取りは、物件により様々な形があることをご存知だろう。この物件図面を比較しながら見ていると、中には、廊下の面積が大きいものがある。当然ではあるが、廊下の面積が大きければ大きいほど、その分、居室などに当てられる面積は小さくなる。特に、細くて長い廊下の場合、壁に絵を飾ったり、歩いて他の部屋に移動する手段以外には有効利用できないこともある。つまり、単純に七○平方メートルのマンションといっても、デッドスペースの関係により、実際に有効利用できる部分の面積は、物件により異なるのである。また、このデッドスペースは、廊下等のほかにも考えられる。例えば、居室で考えた場合、ドアの周辺は、歩行の妨げとなるため物を置くことができない。また、クローゼット（押入れ）の前面も、洋服などの出し入れをするために必要な空間を確保する必要がある。このように、デッドスペースについて考えることにより、各部屋の使い勝手を診断することもできるのである。このデッドスペースの有無の診断方法としては、有効利用できない部分を、物件図面にマーカーペンなどで書き込むことをお勧めする。

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