管理人はだれ！？

2015年7月18日「土曜日」更新の日記

■長期修繕計画とは、その目的と具体的内容は：昭和四○年代に建てられた多くのマンションは、五○年代に入り外壁・屋根防水を中心とした大規模修繕を行ってきました。特に、昭和五○年代後半は、郊外の団地型マンションを中心に、マンションリフォームブームであったともいえます。しかし、すべてのマンションがこれらの修繕工事を行ってきたわけではありません。建設後一五～二○年を経ても、いまだに手つかずのものもあります。その理由の第一は、工事費用にあります。過去に穣立ててきた修繕積立金で、工事磯の大部分が賄われるならば、さして問題はありません。しかし、この時期の多くのマンションでは、積立金の蓄えが十分でなかったこともあり、借入、または一時金の徴収で資金不足を補っていたようです。毎月の修繕積立金は「どの程度の額が適切なのか」、入居当初に決められた積立金は、過去においては管理費の一○～一五％程度のものが多く、現在でもこれに類するものがあります。管理費を基準にした積立金の設定には疑問があり、また、あまりにも低額なのではないでしょうか。修繕積立金は、基本的には長期修繕計画を基に、その資金的裏付けとして位置付けられる制度と考えられます。したがって、穣立金額は計画的に行われる修繕工事の資金計画に基づいて設定されるものなのです。そのためにも、長期修繕計画はマンションの維持・管理には不可欠なものといえます。

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