マンションの雨漏り
2015年7月25日「土曜日」更新の日記
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- 雨漏りといえば昔から木造住宅につきもののようにいわれてきましたが、梅雨期や台風シーズンには気がかりな問題です。マンションの場合には、コンクリート造が多いので雨漏りの頻度は減少しているといわれていますが、一○年、二○年と経年していくうちにやはり発生します。これはコンクリート自体の問題として、その素材の収縮性や地震、その他の振動によりできるクラックからの雨漏りや、防水工事に不備な点があることに起因しています。住戸部分の発生の場所としては最上階の屋根、妻側壁、そしてバルコニーなどです。その他コンクリートの打継目地、サッシのコーキングの不良、そしてバルコニーに面した掃出しタイプのアルミサッシの下端の工事不良で、床のジュータンに雨水が浸入したりすることがあります。いずれにせよ、リフォームする際には雨漏りによる汚れのある場合、その仕上材のみならず、抜本的に防水工事の検討やコンクリートのひび割れを埋めるなどの補修が必要です。■カビ：マンションでのカビは、建物内の結露により発生するカビ、住む人の暮し方により発生するカビ、そして日本の気候風土により発生するカビに大別されます。カビの発育の条件は、湿度の高いことと温度が一五～三○度Ｃであるといわれています。最近のマンションではユニットバスが使用されているのでカビの被害も少ないですが、在来工法の浴室の場合にはよく目地が黒く汚れているのを見かけますが、それがカビです。一昔前まで、カビは梅雨時期特有なものとされていましたが、今では冬型結露の発生しやすい外周沿いの壁、天井や水廻り個所に多いのです。結露の発生するところには必ずカビの発生が伴います。また、建物竣工当初には、和室の押入れやタタミにカビが生殖したケースがありますが、コンクリート自体もまだ湿気を含んでおり、使っているうちに解決することもあります。カビ対策には日常生活での心配りも必要で、通風や換気に注意する必要があります。リフォームの際には、物入れなど風通しの悪い所の扉はなるべくガラリ付にすることが重要です。
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