管理人はだれ！？

2015年8月28日「金曜日」更新の日記

ベランダ内の配管は、安価で腐食しにくい硬質塩化ビニル管を使用することも可能ですが、太陽光の紫外線や温度変化による劣化も長期的には問題となり、外壁に沿わせる配管に使用する場合は、検討の余地があります。 居室内を上下階貫通して配管する場合には、建築基準法、消防法などの規制があり、排水用耐食鋼管と鋳鉄製可とう継手などを使用しなければなりません。 ■汚水用排水管： 汚水用排水管の材料は、排水用鋳鉄管が使用されているため、修繕周期が三十年以上と長く、取替えの費用と住民の負担が大きいため、部分修繕で対応しているのが現状です。 ■浴室・洗面用排水管： 浴室・洗面用排水管は、排水口との接続部分に防水層があって施工上難しいこともあり、部分修繕で対応しているのが現状です。 ＊台所用排水管が腐食して穴があき、漏水するようになるのは、建築後15～20年といわれています。新管に取り替えなければなりませんが、排水管の配管位置によっては大がかりな工事が必要です。 ■排水処理施設： 【計画的・予防的修繕を】 排水処理施設にはいろいろな機器、配管、電気設備があり、これらの一部でも故障すると、マンションから排出される水の浄化機能は失われ、未処理のまま汚水が河川に放流されて（いわゆる生放流）、社会的問題となります。 いったん機能が失われると、正常な状態に戻すまでは、数カ月の日数を要することもあり、大きな労力と費用がかかります。 これら各機器については、計画的、予防的に修繕を実施しなければなりません。 汚水処理を目的として設けられている機器の種類は、処理方法によって違いますが、一般的な活性汚泥処理方式の施設には、汚水ポンプ、破砕機、送風機、汚泥掻奇機などがあります。 これらの機器は、ほとんど過酷な条件の中で二十四時間連続運転されていますから、磨耗、損傷も激しく、したがって修繕周期もそれだけ短くなります。 モーターなどのオーバーホールを繰り返えしても限界があり、全体の傷み具合をみながら、新しい機器に取り替える必要があります。

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