後方支援の病院、医療クリニックを確保する
2015年11月25日「水曜日」更新の日記
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- 高専賃は施設ではなく、あくまで「賃貸住宅」である。
だが、″施設的″な要件は満たさなければならないのだ。
高専賃はすでに特殊なものではないとしながら、なお、特異な側面を持つのは、こうした背景のためである。
後方支援の病院、医療クリニックを確保する。
介護事業者も同様である。
これは基本だ。
問題は、緊急事態が発生した場合だろう。
かかりつけの医者と異なる救急病院に搬送されても、その入居者のカルテを持っているのは、日ごろ接している医療機関である。
救急病院では、咄嗟の判断しかできない。
対して、かかりつけの医療機関なり医者は、ふだんの身体状況を詳しく掌握しているから、適切な処置が迅速に行えるわけだ。
そこでＡ建物管理では二十四時間、その医者、あるいは当該関係者と密接に連絡が取れる仕組みをつくっている。
「実際問題、お医者さまに二十四時間、病院やクリニックに張りついていてください、深夜でもいてくださいというのは無理ですよね。
ただ、連絡が取れるような体制、宿直担当者に申し送りするシステムはできるわけです。
それをきちんと構築しておけば、万が一、何かあった場合でも、カルテを救急病院に届けることは可能です。
緊密なネットワークとは、こういうものではないかと思います」いくつものフェイルセーフ・安全装置を施しておく。
そうすれば、入居者はいつも安心していられるわけだ。
たとえば、管理人の連絡内容で看護師、あるいは医師の派遣だけですむことならば、わざわざ救急車を呼ぶ必要もない。
深夜の救急車は、入居者の不安を増大させるため、できることならば避けたいものだ。
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