管理人はだれ！？

2016年10月22日「土曜日」更新の日記

返済負担額を年収の三〇％以下に抑えるとしたら、一一四〇万円以上の収入が必要になってくる。つまり、賃貸住宅に住んでセカンドハウスを持つというトレンディなライフスタイルを創造するには、一一四〇万円以上の年収が必要だというわけである。逆の見方をすれば、これだけの年収があって、かつ1000万円近い自己資金を調達できる人が、近郊の賃貸マンションに住んでセカンドハウスを持つというアブノーマルなライフプランを実行するケースがどれだけあるのかという疑問が出てくる。きわめてレアケースであることは容易に想像できるだろう。なにより、読者の周辺にこのようなライフプランを実行している人がどれだけいるか数えてみるとよくわかる。筆者の知る範囲で、このケースは皆無である。これだけの経済力があれば、まずファーストハウスの獲得に乗り出すのが常識というものである。どだい、セカンドハウスはマイホームを実現した後で余力があったときに取得するものである。中堅サラリーマンにとって"賃貸住宅に住んでセカンドハウスを持つ"というトレンディなライフプランは、現状では夢物語に近いことを知っておかなければならない。

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