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住み心地より利便性を取るなら都心もあり

2016年11月24日「木曜日」更新の日記

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家を買う際には、都心がいいのか、郊外がいいのかは、多くの人が悩む問題でしょう。極論すれば、お客様次第です。ライフスタイルに合わせて選ぶべきでしょう。しかしそれでは答えになりませんので、ここでは永住という観点から、どのような地域、土地に家を探すべきかを解説していきます。まず、わかりやすく違いが出るのがコストと広さです。場所によっても異なりますが、東京都心と埼玉県内では、3倍は違います。都心の具体的な価格を見ていきましょう。今、東京でも、家は4000万円台でないと売れないといわれています。5000万円台になると、手が出せない人が多いからです。すると、土地の広さはせいぜい15~16坪です。坪単価120万円として、15坪で1800万円になります。そこに1500万円の建物を建てて、全部で3300万円です。諸経費を上乗せすれば、4000万円程度にはなるでしょう。土地が狭いので、家の形はどうしても縦に伸びますから、都心では3階建てや、地下を利用した建物が多くなります。郊外に家を建てている者としては驚いてしまうのですが、家の間口が5・5メートルという家も多く建てられています。大宮近辺の場合は、標準的には、間口は10メートル前後はあります。都心の生活は郊外に比べて利便性が高いのがメリットですが、便利さを手に入れるなら、空間のゆとりを犠牲にせざるを得ません。ただ、都心に家を持つ人は、家の中で何かをしたいというよりも、「寝る場所」と考えている人が多いのかもしれません。基本的に平日は仕事で家にいなくて、土日もいつも外に遊びに行くといったような、アクティブに動く人なら向いています。それならば、あまり広さを重視しなくていい都内でいいと思います。家を選ぶ基準も、都心では、住み心地というよりもむしろ、予算的に「買えるか、買えないか」が第一にくるのでしょう。

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