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猫は先生である

2016年12月16日「金曜日」更新の日記

2016-12-16の日記のIMAGE
もう40年近く一緒に住んでいるのに、つい3年ぐらいまで、決定的に性格が違う、という事が解らなかった。男が成功するために女が持ち合わすべきもの、のことで意味深であるが、これは私のプライバシー。相手は、わが家の女王陛下のことであり、触れたくない。ところが、37年間むだ飯を食った。この難問は簡単に謎が解けた。ヒントを与えてくれたのは、わが家の「描先生」である。ただエサをやって眺めているだけなのに、この先生達は色々な難問を解いてくれる。多い時は10匹ほど先生達はたむろしていたが、今は5匹で威張っている。彼等にもそれぞれ個性があり、きちんと観察していれば、思わぬことに気づく。私は仕事で地元密着を考え、400人以上の地主さん、家主さんと接解するが、それぞれの性格、考え方が不明で困っていたが、猫どもを観察して謎が解け、意外と助かっている。あら、あのタイプかと合点がいくのである。つまり、仕事上で大変役に立っている。人間の付き合いほど難しいものはなく、商売で10年付き合ってもその性格を見抜けにくいが、猫族を見て実験している内に、その特性がモロに解る。猫は可愛いいだけでなく、先生なのである。一時は10匹いた猫も、諸般の事情により4匹まで減った時がある。やっと減ったと安心しながら何となく寂しく思っていたときに、入り込んできたのが子猫のノン子ちゃん。性格は素直で優しいのだが、捨てられただけあって、警戒心が強く控え目。病弱なので2ヵ月かけてやっと復調させた。元気になったのに、寂しそうな顔をして4ヵ月ぐらいでいなくなった。途中で入ってきたのが、オス猫のゴン太君。捨て猫にはちがいないが、人見知りしない元気者。初めからなついて、先輩達も手なづけた。3ヵ月経った今も、輪の中心にいる。私は高校の同窓会の会報を1人で編集しているが、原稿が集まらないで困っている。中には、頼むとすぐ寄稿してくれる人もいる。ただで会報に載せ、すばらしい記念になるのに、なぜ出してくれないのかと不思議に思うが、概して成功している人は積極的に協力してくれるのに、弁護士でもグズグズする人もいる。生き方の問題かな、と思う。自分のため人のため社会のため生きてる人は、積極的なのだろう。つまり、幸せな人なのである、というのが、猫先生から教わった分析であり、教訓である。

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