管理人はだれ！？

2016年12月31日「土曜日」更新の日記

＜真夏日の仕事――繁忙期を避けた7月決算で「悠々」＞7月半ば頃梅雨が上がり、急に真夏日が来て猛暑となる。季節の変わり目ほどおそろしいものはないから、温度の変化で体訓を崩さないように気を遣う。いくら人問が利口だといっても気候には勝てないから、まずはじっくり構えて、体を慣れさせる。準備運動といってもいい。同時に大切なのは、オフィスに完備された冷房対策で、急に冷やすと体調を崩すので、少しづつ温度を下げる。こうして猛暑と冷房に順応させながら、夏の仕事へと頭を切りかえていく。夏は暑くて仕事どころの話ではない。私達不動産業者にとって、お客様の減少で仕事の量も減り、のんびり休養すればよさそうなものだが、世の中難しくてそうもいかない。体力を消耗するから、激しい労働も無理。かといって、日頃やれなかったアパートや駐車場の整理や事務の処理をやれば良いと解っていても、暑くてお手上げである。豊かな日本はバカンスシーズンで、7月後半は快哨のレジャー日より。海や山へ出かけて身と心をリフレッシュしたいが、実際にはそううまくいかない。会社には、いつも無駄な怪物が座っている。年1回の決算があり、期末に閉じて、2ヵ月以内に処理をし、すぐ納税しなければならない。仕事を多くした人ほど苦しみ、納税額も増える。私達市民は納税の義務があるから、まじめに取り組むが、「文明国の悲哀」とでも言おうか、バカげたことだが、1円もまちがわない決算が要求される。その決算だが、繁忙期を避けて、当社では7月にした。それはそれで正解だが、その代償として8月、9月が忙しい。従って、遊びどころではない。近くの海といえば、日本一の砂浜の九十九里海岸があり人気があるが、行けない。お盆には親戚の人達が来るので、海外旅行もひかえる。社員が懸命に働いているし、社長の私か夏にこそ効率よく内部固めの仕事をしよう、と号令をかけているので、東北の華々しい4大祭りにすら行ったことがない。かくして夏だというのに、いつも事務所に閉じこもり、決算の整理をしたり、事務の向上に努める。パソコンも毎年進歩するので、急いで追いつく。まじめ人間といえば格好いいが、遊びのゆとりを思い切って使わないのは損だし、間の抜けた人生かな、と自省する。経営者は仕事に執着していれば安全運転で失敗しないだろうが、遊びの中にも歓びがあるのを知っているので、果たして良い生き方をしているだろうか、と疑問に思うこともある。

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