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トラブルはどこに相談するか

2017年1月20日「金曜日」更新の日記

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<トラブルの種類>トラブルの解決のためには、まず、そのトラブルがどのような種類のものかを的確につかみ、それに応じた相談先を選ぶことが大切です。マンションをめぐるトラブルとしては、主に次のようなケースがあります。 ①マンションの購入をめぐるトラブル……売主である分譲業者(宅建業者)との間でのトラブルが中心になります。 ②欠陥マンションについてのトラブル……欠陥マンションを買ってしまった場合、その補修責任等を誰が負うか、の問題です。 ③マンションの管理をめぐるトラブル……管理組合や管理会社(管理人)との間でのトラブル、管理費や駐車場などについての問題です。 ⑤マンション生活をめぐるトラブル……入居者問のイザコザや、騒音、振動、悪臭などの環境上の問題などです。 <欠陥はまず業者へ>買ったマンションに欠陥がある場合は、販売提携先か売主に対して苦情を申し出ます。前述のとおり、瑕疵担保責任期間は引渡し日から二年であり、アフターサービス期間もおおむねI~二年ですから、その間に欠陥をみつけて申し出ることが大切です。苦情を申し出れば、通常は、販売提携先↓売主↓建設業者というルートで解決にあたってもらえますが、この場合、販売提携先と売主を比較して、その信用度(規模、知名度)の大きいほうに直接申し出るほうが話がスムースにいきます。この苦情申し出は、口頭でなく、必ず文書にして申し出ると同時に、その控に業者の受付印をもらっておくことが大切です。単なる口頭では瑕疵担保責任期間内に申し出たとの証拠が残らず、欠陥の箇所や内容があいまいになるからです。  ラチがあかないときは 業者に対する苦情申し出でラチがあかないときは、その業者が加盟している宅建業保証協会の事務局に出向いて相談するのも一法です。これは欠陥マンションの問題だけでなく、マンションの購入をめぐるトラブルの場合も同様です。それらの業界団体では、業界の信用保持のために苦情処理専門の窓口を置いていますので、解決のために何らかの斡旋をしてくれるはずです。最近設立された不動産適正収引推進機構も、その解決にあたるものです。  また、各都道府県役場には、宅建業者を指導・監督する部署(宅建業指導係)があります。ですから、マンション業者の契約の履行内容に不満があったり、欠陥マンションでトラブルがあったときは、その窓口に相談してみることです。業者としては、場合によっては免許を取り消される恐れがあるだけに、かなりききめがあるようです。  最終的には訴訟 右で解決がつかない場合、あるいはマンションの管理をめぐるトラブルやマンション生活をめぐるトラブルの場合については、最終的には裁判に訴えるしか解決の方法はありません。ただ、その訴訟手続きは専門的な知識が必要ですから、弁護士に依頼するのがよいでしょう。適当な弁護士を知らない場合は、各都道府県にある弁護士会の相談センターに聞けば紹介してもらえます。

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