管理人はだれ！？

2017年5月7日「日曜日」更新の日記

　桑江美智子さんは、息子さんにうながされ、「ようやく自己破産の決意ができました」と言って、事務所にいらっしゃいました。一九九一年に土建業を営まれていた夫を亡くした桑江さんですが、当時は公共事業の仕事が途切れることなく入っていたため、廃業するには惜しい状態でした。ここでやめてしまったら、従業員たちが路頭に迷ってしまいます。取引先にも迷惑をかけてしまうでしょう。そして、何より桑江さん自身の生活が成り立たなくなってしまいます。長男は大学二年生。長女は高校三年生。長女は将来、保育士になりたいという明確な夢を持っていたため、ここであきらめてくれとも言えません。「少なくともあと数年は、子どもたちのためにがんばらなくては」桑江さんは亡夫のあとを継ぎ、事業を続けていく決断をしました。夫から経理をまかされていた桑江さんは、お金の流れを把握できていた分、有利でした。まったくの専業主婦だったら、こうはいかなかったでしょう。現場のことはベテランの職人たちにまかせておけば安心です。桑江さんは、夫が残してくれた人脈に、ただただ感謝するばかりだったと言います。そうはいっても、夫が生きていたころから、事業はすでに自転車操業でした。公共事業の仕事を続けてさえいれば、お金は入ってきますが、常にギリギリの状態です。国民金融公庫（現日本政策金融公庫）や、信用保証協会の保証付きで銀行から借り入れをしながら、なんとかがんばって切り盛りを続けてきたものの、公共事業が削減されるようになるとともに、台所事情はどんどんと厳しさを増していきました。大学を卒業して、地元の優良企業に就職を果たした長男は、実家を出て一人暮らしをしていました。事業を継ぐことを考えた時期があったようですが、売り上げが尻すぼまりに悪くなっていくのを目の当たりにして、自分まで共倒れするわけにはいかないと思ったようです。桑江さんはときおり、長男にあとを継ぐ気がないかを打診していましたが、彼は決して首をたてに振りませんでした。桑江さんは少しずつ、消費者金融からの借金も重ねるようになっていました。最初は十万円を借りました。でも、このときはすぐに返済しています。何度か取り引きをしているうち、このボタンを押したら、今まで二十七％だった金利が二十五％に下がります、借り入れできる枠も広がります、というような表示が出てきました。誰にも会わず、機械の指示ひとつで枠が広がるうえに金利が下がるなら、誰だってそのボタンを押したくなります。次にＡＴＭを利用するとき、いっばいいっばいだった枠は確かに広がっているでしょう。今までは三十万円がリミットだったのに、いつの問にか利用枠が増え、五十万円まで借りられるようになっていたら……。五十万円まで借りてしまっても当然といえば当然です。完済した消費者金融のなかには、桑江さんあてに電話をかけてきたところもありました。借り入れをして、きちんと返してくれた桑江さんは、業者にとって上客でしょう。またぜひ借りてほしい相手でもあります。「今ならキャンペーン中で金利がお得です」。そんな誘い文句で誘惑してきます。消費者金融から一度借金したら最後というわけではありませんが、狙った獲物は放さない。完済してもまた誘惑をして、罠にはめ、気がつくと泥沼から抜け出せなくなっている……。桑江さんが消費者金融から借りた額は五〇〇万円になっていました。「もういいじゃないか。これ以上、傷口を広げる前に破産しよう。親父もきっと納得してくれるから」事態に気づいた長男に促され、桑江さんはようやく事業をたたむ決心をしました。桑江さんの願いは、できるだけまわりに迷惑をかけない決着のつけ方でした。●こうして解決事業者や会社の代表者が破産する場合は、財産がなければ同時廃止で終了というわけにはいきません。財産の有無にかかわらず、管財手続きにする運用をしている裁判所が多いです。このケースでは会社と桑江さん個人をセットで破産の申し立てをしました。大阪地方裁判所の場合、会社と代表者個人をセットで申し立てをする場合、管財の費用は１件分の21万円程度ですむことがあります。桑江さんのケースでも、会社の事務所を引き払い、残った動産類も処分してきれいにしてから申し立てをしましたので、破産手続きもスムーズに終結し、４ヵ月後、免責を得ることができました

ゴールデンウィーク

みなさんゴールデンウィークは何をされていますか？僕は仕事です！今月契約を上げることができなかったので、もう自分に鞭を打って突っ走るつもりです。まあ一日くらいはのんびりしたいものですが。夜は飲みに行きましょうかね。吹田市の不動産を探しに行くのもよいかもしれません。そういえば、枚方駅が再開発されるらしいですね。京阪の社長が変わるとのことで、その際に会見でそこに力を入れるべきと公言していました。再開発に伴ってその近辺の需要が上昇するでしょう。また、そういったときに物確とか大事になってきますが面倒くさい。そう、それをなくすことができるんです。いえらぶならね。

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