管理人はだれ！？

2017年6月15日「木曜日」更新の日記

　実際に介護を受けたいと思ったときに、何をすればいいのか。ここからは、簡単にその手続きについて述べていきます。 　日本国中誰でも65歳になれば「介護保険証」が届きます。介護保険証は健康保険証と違って、保険証だけでは介護保険のサービスを受けることができません。介護保険による介護をしてほしいと思ったら、保険証とともに、「介護保険要介護認定申請書」を住民票のある市区町村の窓口に提出し、要介護認定を受ける申請をします。 　要介護度を認定してもらわないと、介護保険を使って介護サービスを受けられないのです。 　認定が下りれば、認定度に応じて利用料の10パーセントの負担ですむようになります。 　よくわからないという場合は、窓口で住まいの近くの「地域包括支援センター」を紹介してもらいましょう。 　そこで手続きや、介護の相談に乗ってくれます。在宅介護支援センター、居宅介護支援事業者が本人に代わって申請することもできます。 ●地域包括支援センター 　2006年の介護保険法の改正で、高齢者の総合相談窓口として「地域包括支援センター」が各市町村に創設されました。ここが、最初の公的な窓口になります。この地域包括支援センターは基本的には人口２万～３万人に１ヵ所（つまり中学校区にＩヵ所）の割合で存在しています。地域包括支援センターは、設置は各自治体なのですが、運営は多くが民間に委託されているのが現状で、地方では、病院に併設されていたりします。 　地域包括支援センターには、保健師、ケアマネージヤー、社会福祉士などの専門家を中心に３～４名の職員が常駐して、地域住民の保健、医療、福祉、介護にかかわる相談と、地域のネットワーク作りが行われています。 　各自治体では「介護保険のしおり」という冊子を発行していて、その中に地域包括支援センターの名称と場所が示してあります。介護を必要とする方の自宅から行きやすいセンターを利用するとよいでしょう。 　その冊子「介護保険のしおり」が手元にない場合は、役所の「高齢者福祉課」に問い合わせてみましょう。

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