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畳の魅力

2017年8月2日「水曜日」更新の日記

2017-08-02の日記のIMAGE
 外国人の建築家たちを連れて浅草に行く。もちろんかれらは専門家だから、浅草寺、仲見世と見せて歩けば喜ぶこと喜ぶこと。写真を搬りまくり、大変な騒ぎ。さて昼になって、数十名のグループを収容してくれるようなレストランは新しいビルタイプのものしかない。まあ天麩羅でもと、そういったビルタイプのレストランに押しこんだのだが、食事が一段落したらさっそく始まった。  「ミスタ・ミヤワキ、われわれは、畳は基準寸法で3フィート×6フィートだと聞いていたのだが、この店の畳は明らかに小さい。これはなぜであるか」と。もう一人は「畳を買って帰りたいのだがビこで売っているか」の質問。「いや申しわけありません がみなさん」と僕は弁明しなくてはならない。  たしかに昔、畳は3尺×6尺でした。すべての畳は同じ大きさで、どんな家にもピタリと収まるのが常識でした。けれど、最近のように都市化が進んでくると、畳はどんどん小さくなるし、またギリギリの敷地に精一杯建てるから、すべての部屋を同じスケールでつくることができなくなり、いまや畳は建物に合わせてオーダーメイドでつくるから、買って帰るのはむずかしいと思う・・・云々。   たしかに畳という日本が生んだすばらしい材料は、単に建築部材であることをこえて、建物全体の寸法を決定してしまう重大な材料だった。だから私たちは西欧諸国のように、リビングルームだとかダイニングルームなどの用途で部屋を呼ばず8畳とか12畳とか四畳半と部屋を称してきた。日本人ならだれでも、4畳半とか8畳といわれると、すぐピンとその部屋の広さの感じがわかってしまう。  だから僕たち建築屋も、部屋を考えるとき必ず3尺×6尺で寸法を考えるくせが残っている。だから、欧米の連中に比べると、部屋の寸法を考えるとき、余分な考えをしなくてよい。90センチxnでそれぞれの部屋の一辺を決めればよいのだから、何フィート何インチでも自由に寸法が決められるし、逆に基準がないヨーロッパの連中に比べると、はるかに楽をしているのではないかとときどき思う。 もっとも最近の不動産屋やマンション屋は、買い手に部屋を見せて「この部屋何畳にしましょうか」と聞くのだそうだ。同じ大きさの部屋に、6枚畳を敷けば6畳で、少し小さな畳を敷けば八畳になるわけ。そういえば、きょうのレストランは明らかに10畳程度の部屋なのに12枚畳が敷いてあった。  こうなると8畳とか6畳などといったところで部屋の大きさをつかむことは不可能になってしまう。困ったことだと思う。  ところで、なぜ畳は3尺×6尺なのだろうか。一説によると、人間一人が持って運べる重さを守ろうとすると、どうしてもあの程度の大きさになるという。れんがの6センチ×10センチ×20センチという大きさが、職人が片手に持って積むために一番疲労が少なくて、なお効率の高い大きさなのだという説を聞いたことがあるから、案外当たっているかもしれない。  別の説では、藺草の長さを標準的にそろえようと思うと、1メートル20センチが限界で、そこからあの寸法が生みだされたという。いや、朝鮮や中国から高麗尺が伝わってきたときに、隋に6尺という寸法があって、それで部屋割りをしたからそれに合わせて畳の寸法が決められたのだという説もある。 とにかく、ある時代まで厳然としてこの寸法は動かず、特に関西では完全に畳寸法に合わせて家がつくられており、だから引っ越しするときに畳まで持っていくのが通例であったくらいだ。  その意味では、そうした日本の住まいの基準尺であった畳が寸法を失ってしまったことは、なにか一本筋が抜けてしまった感じがして悲しい。  それにその畳自体がどんどん減っている。日本の住宅はよほど特殊な家を除いて、必ず和室を持っているのが普通であったのに、この1、2年の間に全室洋室という住宅が現れはじめた。プレハブメーカーや建て売り屋さんが主なのだが、聞くと30代の、つまりニューファミリーの連中に好評なのだという。そしてかれらは、カーペットを敷きつめた部屋にベッドを置いて寝る。  けれど畳にはもう一つの効用があって、あの上を裸足で歩くことによって、日本人は皮膚感覚を育ててきたのだという説がある。カーペットというのは、本来靴で歩く人たちのための床材であって、裸足で歩いちゃいけないものらしいし、だから日本人は洋室でスリッパをはくのだろうか、足の裏や掌で物に触れることによって、はじめて物の実在感が理解できるらしい。  畳は自然材で表面がカバーされているし、床ももちろん藁でできている。木材もまったく同様なのだが、こうした自然材は生きていて呼吸しているから、湿度が高いときには湿気を吸ってくれるし、乾いたときには水分を放散してくれる。  だから畳の部屋は夏には涼しいし、冬には暖かい。  こんなに人間に対してやさしい畳なのに、それが矮小化され、また消え去らんとしているのは、日本の文化のためにも本当に悲しいことだと思う。 それに、なぜか日本人は畳の上にゴロツと横になるのが最大の安楽であると信じている。あの取りすました、または緊張しきっている大ホテルや銀行の従業員休憩室が、絶対、畳敷きの和室でなくてはならないのを、みなさんはご存知だろうか。  そこで従業員は、ネクタイをむしりとり、ときにはステテコ一枚になって、ただただ寝転んでいるのだそうだ。それが一番の休養なのである。そういわれてみれば、われらの世代はやはり、ホテルより、ひなびた湯治場の和室にコロンとしているのが最高の休養だといつも考えている。  たぶん、オール洋室を喜んでいるニューファミリーも、40代、50代になればきっと畳の部屋がほしいといいだすに違いない。畳がなくなるには、幸い、あと50年はかかるだろう。

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