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床下のすき間をなくすのは1ヶ所数千円、腐食の補修は範囲により10万円を超えることも

2017年10月22日「日曜日」更新の日記

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木造住宅の1階の床が、どんな構造になっているかご存知でしょうか。通常、家の外周に沿ってコンクリートの基礎があり、その上に土台がのっています。土台の間に渡すのが大引、大引の上に並べるのが根太、その上に床板を敷くのです。  しかし、大引と根太だけではどうしても床がたわみます。そこで、一定の間隔で束石を置き、その上に束を立てて、大引を支えます。  1階の床がたわむ、沈むといった異常を感じたら、こうした床の構造のどこかに問題があります。慣れてくると、足の感覚である程度原因がわかります。  よくあるのは、東と東石、あるいは東と大引の間にすき間が生じているケースです。足で押すと、束石に当たって跳ね返る感じがします。  東石は床下の土の中に3分の1くらい埋められますが、軟弱な地盤だと長年の間に沈下し、東との間などにすぎ間が生じるのです。念のため、床下点検口(キッチンの床下収納庫のところなど)から床下に入り、束石と東との間にすぎ間がないかどうか確認しましょう。床が沈むあた口を室内で誰かに踏んでもらうと、大引がたわむのですぐわかるはずです。  束と東石、あるいは大引と束とのすき間をなぐすためには、木の楔を打ち込み、接着剤と金具を用いて固定します。材料費はわずかで、手間もそれほどかかりません。1ヶ所せいぜい数千円です。構造的な危険も比較的少ないので、床の張り替え工事のときに、一緒にやってもらうといいでしょう。  

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