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幅広くローンを組みたいなら中小だ

2018年4月2日「月曜日」更新の日記

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 資金の少ない人にとって、支払い能力さえあれば、ローンを8割ではなく、9割とか9割五分というように組むことができるならば、それだけ希望のマイホームを手にする可能性は強くなるわけです。  ところが、大手の不動産業者では、ローンは提携であっても8割が限度、あるいは7割が限度といった、硬直したローンの紹介しかしない場合があります。  その点、中小の不動産業者の場合は、都市銀行は別にして、信販系の会社と非常に細かい結びつきを日頃からしておりますので、そのつき合いの中から、ローンを比較的幅広く有利に組んでくれる場合があります。  特に初めてマンションを買うような場合、ワンルームとか1DKといった低額の物件を買う場合には、中小の不動産会社を通しますと、物件の100%近くまでローンを組むことができる場合があります。もちろんそれは、物件そのものが割安でなければなりませんが、その辺のことは、提携ローンを持っている中小の不動産業者に直に相談してみるとよいでしょう。  不動産物件、即ちマイホームを買う場合には、物件を選ぶ前に業者を選ぶことが大切である。  そこで、たまたま業者よりも先に物件の方を見つけてしまった場合。例えば新聞の折り込み広告で魅力的な物件を見つけたとします。あるいは住宅情報の専門誌で、自分の買いたい物件があったとします。  しかし、その不動産業者とはつき合ったことがない、果たして信用できるのかどうかわからない。  そのような場合に、てっとり早い方法としては、東京であれば東京都の不動産業指導課、あるいは各県庁の不動産業指導課に直に足を運んで、その業者の名簿の閲覧をしてみるとよいでしょう。  そうしますと、その不動産業者が過去においてどのようなことをしてきたか。もし一般の消費者に迷惑をかけるようなことを起こしていれば、その前科がきちんと記入されております。いくら買いたい物件があっても、そのような前科を持った会社との取り引きはやめにした方がよいでしょう。  なぜならば、物件そのものがいかに魅力的であるように見えても、住宅というものは価格のはるものです。したがって、売買が成立した後でも、もし隠れた欠陥があった場合に、果たしてその欠陥についての責任をもってくれるかということになりますと、中小の不動産業者とか、あるいは前科のある不動産業者は、逃げてしまう場合が多くあります。  したがって、初めてつき合うような町の中小業者については、事前に役所でその不動産業者がどういう人たちで構成されているのか、過去において消費者に迷惑をかけたことはないかということを調べて、取り引きすることが必要であることを知っておきましょう。なかには、「ローン条項つぶし」のために、中堅業者でも、ローンについては「当社紹介(提携)の金融機関」などと記入するところがあります。そのため思わぬ高利のローンになる場合がありますので、必ず借りるローンの銀行は支店名や金利まで確認するか明記しましょう。

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