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生活関連施設が整備されていればバス便も可

2018年4月6日「金曜日」更新の日記

2018-04-06の日記のIMAGE
 最近の新しいマンション建設の状況を見ますと、地価高騰によって駅の周辺に大規模なマンション用地を用意するということは、なかなか難しくなっています。  そのために大手のデイ。ヘロッパーでは、駅からバス便の所に広大な用地を確保し、そこに少なくとも200戸から300戸のマンションを計画し、その中にショッピングセンターから銀行や小、中学校、あるいは公共施設などを取りこんで、そのマンション群の中で生活が完結するというようなレイアウトを考え、そしてそれを販売して、好評を博しています。  これはいわば「永住型」マンションと言ってもよいでしょう。言うならば庭付き一戸建ての代替としてのマンションです。  そのようなものは、駅からは遠いとしても、生活の上で非常に利便性があるという有利さがありますので、これはもし再び買い替えのために売るという時には、割合に有利に売れるわけです。  したがって、マンション購入の場合に、もし駅の近くが無理であるならば、このように全ての生活関連施設が整合性をもった形で建設されているということが必要です。  マンションには当然ながら「管理」ということが重要になってきます。  管理というのは、そのマンションの耐用年数を引き伸ばすと同時にグレード感を高め、生活者の快適さというものを長く保つために、是非とも必要なものです。それを預る人が、いわゆる管理人です。  その管理人で、一番良好なのは、常駐、即ちマンションの一部分に、常に住んでいるということです。  そして勤務時間には、共有部分の清掃や、あるいはマンションに出入りする人のチェック、あるいは郵便物に関することや、マンション内で起きる様々のことに対してそれを担当します。このような管理形態が、マンションにとっては最も良いわけです。  その次のものとしては、常駐でなくても、朝9時から5時まで通いで来て、そして様々な仕事をしてゆくということが、それに準ずると言えるでしょう。その次の巡回というのは、週に3回まわってきて清掃をやったり、ゴミの処理、あるいは居住者に対する連絡事項の徹底などを行っていくことです。  更に、自主管理というのは、管理組合が独自の組織を作って交替制で、共有部分の清掃をしたり、それぞれの分担の仕事をすることです。これは、管理組合がしっかりしているならば、むしろ巡回などよりも良い管理ができるでしょう。  なぜならば、自分たちのマンションをできるだけきれいに、そして長持ちさせようという、自分の財産に対する強い一念が、そこに現れるからです。  ところが、人まかせのような管理組合の場合は、互いに自分の分担した仕事をいい加減にして、結果的にマンションそのもののグレードを悪くしていくということがありますので、このような自主管理のマンションはマイナスになるわけです。  したがって、マンションを購入する場合には、果たして管理形態がどうであるかということに最大のポイントを置いて見ていくことが必要でしょう。

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