南道路各地が一番よい
2018年4月13日「金曜日」更新の日記
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- 一戸建ての場合には、北道路と南道路を考えた場合に、北道路は南側に家が建つ、という点から日照の点で非常に不利です。
反面において、家の前に道路がないということで、プライバシーを保つ点では良いわけですが、一番大切な日照という問題になりますと、南道路がベターです。
しかも東南の角地ということであれば、これは尚一層、日照の点や解放性という点からいっても、価値も高いわけです。
東南の角地でなければ南西の角地、そしてもしそれもなければ北西の角地、というふうに、角地の価値は非常に高いわけです。
ただ、北道路であったとしても、地形が南北に非常に長い地形であり、敷地も広い場合には、南側に家が建ったとしてもさして問題にならない場合があります。
そのように、地形によっては北道路の方がよい、ということで、北道路を好む人もおりますので、それは広さ、あるいは地形によって、また価値観も異なってくる場合もあることを知っておきましょう。
中古の一戸建ての場合に、大切なことは、その土地の法的制限や地形、あるいはその場所、あるいは周辺の環境、ということが優先されます。
というのは、リフォームを前提として割安な中古物件を購入するケースも多いからです。
したがって、まず用途地域などの制限でどの程度リフォームできるのか、つまり敷地のどこまで建てられるか(建ぺい率)、3階建てにできるか(容積率)などといった点を確認する必要があります。
そして、地形や環境などの制約を考えなくてはなりません。
その土地の上に見栄えのする家が建っているということで、地形や周辺の環境というものを二の次にして買ってしまいますと、その家そのものが老朽化したときに、あまり価値のない土地ということになってしまいますので、上物、すなわち建物にまどわされて一戸建てを買うということは避けた方が良いでしょう。
むしろ、中古の場合は、家を全く無視して買うぐらいの心構えが必要です。
そして、土地の法的制限や地形、立地、というものが良い、ということを条件にして初めて上物、すなわち建物を活用することを考えるわけです。
特に中古住宅の場合には、リフォームによってさらに、その家の耐用年数を伸ばし、快適な生活をするということも可能ですので、上物については二の次として、この条件がよければできるだけ利用し、出費をおさえる、ということを考えた方が良いでしょう。
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