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日照は絶対の条件

2018年4月19日「木曜日」更新の日記

2018-04-19の日記のIMAGE
 マンションにしても一戸建てにしても、日照時間がどれだけとれるかということは、居住する人の生活の快適さ、あるいは健康といったことに非常に関係してきますし、暖房費などの経費にも影響してきます。  したがって、新築の物件については、日照を大事にして、南の側に幾つの部屋が面しているのか、そして南側には建物があるかないのか、日照を遮るような建築物が、今後建つ可能性はあるのかどうかといったようなことをよく調べて購入することが必要です。  これは私の知人のAさんの例ですが、一戸建てを購入した場合に、北道路、即ち北側に玄関がある家を購入しました。そして南側は計画道路になっているために、しばらく家は建つことはない。したがって、南道路と同じである。というようなことを言われ、購入しました。  ところが、その地域の分譲が済んだ途端に、その業者は、計画道路であるけれども市がその用地を購入してくれないので、建築確認の申請を出したところ、市は購入できないということを理由に建築許可を下ろした、というようなことを言ってきたわけです。  そのために、南道路を買ったつもりでいたAさんは、突然南側に家が建つということで大変に期待はずれの買物をしてしまったということで相談に見えました。  このように、業者によっては、日照の問題について購入者に、場合によっては誇大な期待を持たせて「前は畑ですから家は建ちません」とか、「前は既にもう建っておりますのでこれ以上、日照条件が悪くなることはありません」などと言うことがあります。  しかし、自分の土地以外のところは、将来どのように変化するかわかりません。  したがって、できることならば一戸建ての場合は南側に道路があるところ、マンションであるならば、南向きで階数も比較的上階であるところ、更に南側に大きな建物が建たないような条件、即ち広い道路に面しているとか、あるいはそれ以外の条件というものをよく調べて購入することが必要です。

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