室内に充満する化学物質の恐怖
2018年5月6日「日曜日」更新の日記
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- 「見た目もほんものみたいだし、安いし、きれいだし、文句のつけようがないじゃないか」という方は、おそらくいらっしゃらないでしょう。
これらの内装材から有害な化学物質がまきちらされ、室内の空気を汚染するということは、もはや常識となり、多くの人に知れわたるところとなりました。
合板や壁紙を貼りつけるのに用いる接着剤には、ホルムアルデヒドという化学物質が含まれています。この物質は常温で空気を汚染する有毒ガスを放出し、皮胸や目、鼻を刺激します。
そのうえ、発ガン性の疑いも強いうえに、アレルギーや頭痛、めまい、吐き気などの諸症状のほか、うつ病の原因になるともいわれています。
また、ビニールクロスそのものには、ホルムアルデヒドだけでなく、フタル酸エステル系(DEP、DOP)や有機リン系のリン酸トリクレシル(TOP)などが使われています。
なかでも、フタル酸エステルは発ガン性があり、ホルモン異常をおこすといわれる怖い化学物質です。
ビニールクロスは通気性が悪いため、防カビ加工がほどこされていますが、これに農薬や除草剤と同じ成分の物質が使われることもあります。
さらに、ビニールの成分のポリ塩化ビニール樹脂は燃やすと、今問題になっている猛毒のダイオキシンをまきちらす危険性があるということも、忘れてはならないでしょう。
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