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不動産投資ビジネスの全体像

2018年7月25日「水曜日」更新の日記

2018-07-25の日記のIMAGE
ここまで説明してきたように、環境変化や不動産投資市場の成長が、必然的に不動産投資ビジネスの拡大をもたらしています。それでは不動産投資ビジネスとは具体的にはどのようなものなのでしょうか。ここではまず、その特徴について整理します。不動産投資ビジネスは株式や債券に投資するのと同様に、不動産を一つの投資対象ととらえて、不動産投資から得られる利益、キャッシュフロー(資金収支)を最大限にすることをめざすビジネスです。そこでは不動産投資ビジネスにかかわる各プレイヤーが、不動産投資が「投資として」最大限の効率をもたらすように行動しなくてはなりません。不助産投資市場に資金を投入する投資家は、自らの投資資金を最も有利に運用しようとします。一方で、その資金を預かって不動産で運用する受託者は、投資家の目に適った迦用をすることが求められます。受託者は、不動産の取得・運用を最も効率的に実行するために、目的を達成するのに最もふさわしいプレイヤーを選定し、それらのフレイヤ一に最大限の努力を要請しなくてはなりません。例えば、あるビルを取得して運営するのであれば、設備管理や清掃をどこに任せるのか、テナント付けをするリーシングをどこに頼むのか、建物を建築するのであればゼネコンをどうするのか、資金調達はどこと組めば有利になるかといったことを、適切に判断しなくてはなりません。

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