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住宅供給への不満を解消

2018年8月23日「木曜日」更新の日記

2018-08-23の日記のIMAGE
一方で、工務店・ビルダーの強みである地域特性とお客さまの要望への対応力は、失うことなく保っています。高性能を達成するための仕様・施工・部材を満たしてさえいれば、木造軸組工法の特徴である設計の自由度の高さを活かした家づくりが可能です。そこには、採用しているシステムがノウハウを中心とした「ソフト」であるために、参加している工務店・ビルダーの自主性が損なわれず、それぞれの工夫やアイデアが活かされやすいという側面もあります。低価格住宅といっても、コストダウンのために極端な規格化がなされた住宅ではないわけです。また、高額なロイヤリティを課さないことと部材の購入を強制しないことで、余計なコストが住宅の値段に上乗せされることもありません。  そして、全国規模のネットワークを組むことによって、さまざまなメリットが生まれています。それぞれに個性を持った得意分野の異なる工務店・ビルダーが双方向につながることで、技術研究・技術開発を低コストで行なうことができるようになりましたし、倒産に対する不安を解消するための「完成保証制度」の導入も可能になりました。これらは、大手住宅メーカーや住宅FCのメリッ卜を採り入れた例です。  工務店・ビルダーの優れている点を残しつつ、さまざまな弱点を克服し、さらに大手住宅メーカーや住宅FCのメリッ卜を採り入れる。そうすれば、一長一短だった住宅供給への不満を解消。

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