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老後の子供との生活

2018年9月1日「土曜日」更新の日記

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高齢期における子どもとの住まい方について、東京都が実施した調査によると、全体では「子どもの近所に住むのがよい」とするのが多いが、70歳以上の高齢者では「子どもと同居するのがよい」というのが1番多くみられます。つまり、高齢期になるほど2世帯同居住宅への願望が多いといえます。ただし、同居ではなく「隣や同じ棟に住む」といった2世帯別居とか「子どもの近所に住む」といった近居型も多くみられます。2世帯同居では、お互いの生活時間・食生活との相違をどのように解決するのかといった住まい方の工夫も必要です。2世帯別居では、お互いにプライバシーを保てるなどのメリットがえられるとか、人さまざまですが、近居住まいといった点も多いのは、いざというときにも心強いという面もみられ、高齢者の住宅に対する関心は、若い世代に比べてみて、住まい方を考えておくといった動きがみられます(表1参照)。●2世帯同居住宅か 公庫融資における2世帯住宅の条件は、次表のとおりですが、割増しを受けられる条件は年金と相違するので注意してください。しかし、他の条件は同じで、―棟の住宅の中に2世帯が同居する形になっています。●2世帯別居住宅か それに対して、2世帯が背中合わせに同一敷地内で住む形態も、1棟での2世帯別居住宅がみられます。それぞれが独立しての住宅で、公庫では一定の基準の下に、連続建て(横に連続して建てる建て方)として、公庫融資を利用する場合は、住宅相互間の界蜃を公庫で定める建築基準に適合する構造とするものに限り認めています。ただし、木造住宅の重ね建て(上下に重ねて建てる建て方)は、防火上及び遮音上好ましくないので融資の対象となりません。したがって、耐火構造、簡易耐火構造の住宅ならばよいのです。●住みわけを考える つまり、2世帯同居住宅ならば、公庫の条件で割増し融資は受けられますが、2世帯別居住宅ならば、それぞれが公庫の融資を利用して借りることもできます。2世帯住宅の考え方によっては、同居か別居にわけて計画もできるのであって、敷地を上手に生かし、資金計画もどちらがよいのかも検討して考えたいものです。

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