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定年後に残るローンの返済の仕方

2018年9月2日「日曜日」更新の日記

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定年の年齢が60歳として、それを超えない返済期間は35年返済の場合、25歳の時点で借りられれば完済できます。現実には、公庫融資利用者調査のマンション購入者の平均年齢は37・8歳で、償還期間は33・5年と発表されています。その結果、平均的な完済時は70歳と計算され、定年後10年間は当初の返済計画におりこみずみです。定年が過ぎてもローンが残るという心配は、退職金で完済するか、返済途中で余裕金がでれば内入れするとか、条件変更で返済期間を短縮すれば、定年前までには完済できるでしょう。たとえば、借入金3000万円を3%、35年返済の場合、元利均等の毎月返済額は11万5455円(公庫での必要年収は693万円)です。10年後の借入金残高は約2435万円(当初借入金に対して81%)、20年後でも約1672万円(同56%)、30年後では約643万円(同23%)も残ります。借りるときの年収からみて35年返済をとらざるをえませんが、35歳の借入れ年齢では完済時は70歳を予定します。しかし、5年後に条件変更で返済期間5年短縮させると毎月12万9861円(当初返済金に比べて1万4406円増加)とし、次の5年後に5年短縮させると毎月16万1702円(前回の返済に比べて3万1841円増加)と条件変更すれば60歳で完済できます。努力して返すこと、退職金をあてにしての完済計画よりも条件変更(期間短縮)を利用すれば解決を図ることも可能です。最初は35年返済でも25年返済とすることもできます。

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