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どんな住宅ローンを組むか?

2018年9月20日「木曜日」更新の日記

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どんな住宅ローンを組むか?ではなくこの住宅ロ-ンでなくてはいけない! 金融のビッグバン(金融の自由化)が進むにつれて金融機関が取り扱う住宅ローンのバリエーションもかなり多くなり、その種類を把握するだけでも相当なエネルギーと時間を要する。 したがって、住宅営業のプロと言えど、建物の契約まではこぎつけても住宅ローンの選択までは行き届かないケースが大半だ。 つまり、おおよそFP的視点からすると考えられないくらいいかげんに資金計画の提案、実行を当たり前のようにルーティンで行っている。 では、何がいいかげんなのか? 詳しくご説明することにしよう。 これらは、2,000万円の住宅ローンを1.5%で借りた場合と3.0%で借りた場合の比較と解釈し、見ていただきたい。 いずれも30年返済、ボーナス返済は無し。 1.5%で借りた場合の月々の返済額は69,024円。 一方、3.0%で借り入れた場合は84,321円。 その差は、15,297円にも上る。 ここで、条件をつけてみよう。 1.5%のほうが変動金利で、3.0%のほうが固定金利だとしたら…? 一般的に見て住宅営業に携わる者の行動パターンを見てみると、あくまで表面の判断で1.5%のほうが月々の返済額も少なくてすみ、その分お客様のご負担も軽くなることから、クロージングもしやすいと踏み、1.5%の変動金利のみご提案している。 思い当たるふしはないだろうか? 弊社にコンサルティング(資金計画チェック)をご依頼になるお客様の住宅営業からすでに 出された資金計画を見てみると、100%このパターン。 …いかがなものかとつくづく考える。 表面で判断して返済額が少なければ良いと考える、この考え方にはリスクが一切考えられていない。無責任にも程があるといっておきたい。 そもそもこのご時世である。 金利がこの先ずっと低いままであるとは考えられない。 現在低いということは今後金利が上昇する選択肢しかすでに残されていないわけである。 当然、どの時期から上昇しだすのか?に関しては予測の範囲を超えないが。

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