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中国人をもっと大事にしよう

2018年10月7日「日曜日」更新の日記

2018-10-07の日記のIMAGE
私は動物が好きで、家では犬のダックスフントのケン君を飼っている。そこで散歩や路上で他のダックスフントを見ると、自然とわが家のケン君と比べることになり、色の違いや大きさを比較することになる。一見、胴長短足の愛嬌ある種属にも二色あることが解り、毛並みも色々あるようである。更に気の強いもの、おとなしいものがあり、ミニチュアとはいえ、かなり大柄な犬もいる。共通している事といえば、反応が早いということと、お祭り好きということであろうか。先祖はドイツで同じ穴熊狩りなのに、色々な性格が見えてきて面白い。これを応用して人間を例にとると、同じアジアの東側の人種なのに、日本人と中国人は実に好対象の特徴を持つ。一見、両人種は姿や体型が同じで、顔付きも似ている。おそらく、西洋人から見たら、同じ人種にしか見えないだろう。そのせいで、私達は中国人の中に入ると"同じ人種の人だ"と思ってしまうが、実はさにあらず、日本人と中国人とでは考え方の根本が違うし、反応も違う。昔から同じ仏教や儒教の畑で育ちながら、大和と漢族は別々の反応を示すようになってしまった。接してみると、余りの違いにドギマギするぐらいである。そして、「えっ」と顔を上げて話してみると、同じような中国人が別の顔で立っている。歴史の皮肉で、1800年も優勢であった中国は、ここ130年以上は日本が完璧に先を歩み、中国は日本人を先生として見習っている。遅れた中国は、いま懸命に日本を見習い、日本人の良い所を糧として、追いかけてくる。彼等には、きつすぎる金銭欲や個人独尊や悪口放言癖はあるが、まじめに接してみると、私達と変わらない正直さもあり、心も柔らかである。働く態度も、スローではあるが勤勉である。心もおおらかで、中古物件を借りても、多少の不便さに文句も言わず、我慢強い人が多い。そして感心することに、自分に対して良くしてくれる人を忘れない。モノを大事にし、愛情も豊かである。ただ、金銭のことになるとしぶといので、要注意。二コニコ笑いでとり入る時もあるが、これはあちらの国の作法であって、詐しのテクニックではない。私の周りの留学生や就労者も、実によく働き、実につらい苦労にも耐えて暮している。私は大陸の田舎まで入って14回旅行しているが、印象は良い方である。両国はもっとよく知り合い、協調して生きていくべきだと思う。だが、基本的には彼等は気が荒い。一人一人が外交官である。だから、まず最初はガンガンやり合う。その次に紳士的に振る舞えばよい。そうすれば仲良くやっていける。

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