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良い住宅地とは

2018年10月13日「土曜日」更新の日記

2018-10-13の日記のIMAGE
世の中にはルールや流れがあり、個人の力ではどうしようのないものもあり、絶対に勝てないものがある。住宅地を確保する際にもそれがあり、これを立地、利便性、環境という。住宅地を選ぶ際には、これらが大切な要件となるので、注意する必要がある(もっともこれらの条件も不変のものではなく、一過性の現象にすぎない。例えば、毎日働くから駅近が必要なのであり、週3日出勤なら交通など余り問題にはならなくなる)。まず立地であるが、どこの鉄道の沿線にするかによって、地価も違えば交通の便も違う。住宅地とはいえ、区画地もあれば旧市街地もあるが、今は車の時代なので、苦労なく車の乗人れができる場所を確保したほうが得。駅から近いか遠いかも一つの要件ではあるが、日本はこれからも豊かになり、余り働かない国になるので、徒歩圏なら問題なしとしたい。少しぐらい中心部から離れていても、高台だとか、陽当たりが良いだとか、自然が溢れていて、落ち着く環境の方が優先されるべきであろう。家が完成して、犬を飼うとか猫や小鳥を飼う場合なども、ご想像願いたい。まだ幼児のおられる方は、通学路を下見することを忘れてはならない。つまり、実生活をする自分や家族のことを考えて、事前に具体的に当てはめてみることである。また日本は台風と地震の多い国であるから、災害に遭わないかどうか、しっかり防護できるかどうかも考えるようにしたい。雨水の集まる所や湿地は、避けるようにし、地盤の柔らかい部分も危険である。米国のフロリダではハリケーンを避けるため、海岸を避けて丘の背後に家を立てる人が多い。借金をするのだから、これぐらいの用心と知恵は必要である。資産価値として考えた場合は、好立地の人気のある物件を買う方がよい。安くて自由に選べる物件は、都合がよくて買うのに楽であるが、住んでみると不便で質が落ちて、欠点が解ってくる。反対に人気があって高い物件は、買うのに苦労するが、住んでみるとそれだけの価値はある。この点は、高価な車と似ている。違うのは資産価値や売却の時であって、良い物件は高く楽に売れるが、安易な物件は売るのに苦労する。だから、生活をいじめない範囲でローンを組み、良い物件を買うよう顧客に勧めること。その他注意する点や留意すべき心構えは多々あるが、これらの事を正直にじっくりと顧客に説明すべきである。

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