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違法建築はプロの業者にも歓迎されない

2018年12月13日「木曜日」更新の日記

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いうまでもなく三階建ては二階建てよりも外力を受けて揺れやすく、また重くなるわけですから、基礎や骨組みから違います。建物全体の安全性を構造計算によって確認することが義務づけられていますし、「一階の柱は百三十五ミリ角以上」などの規定があります。したがって、新築でも中古でも、まず最低限チェックしておきたいのは建築確認通知書の内容。その内容は、現状と一致しているのか、それとも違っているのか――まず、ここをチェックしましよう。なぜなら、古川さんのように二階建てとして申詰されていたら、その家は三階建て用の構造になっていない可能性が人きいわけですから。違法建築で困ることはまだあります。公庫融資やローンが受けられないなど、資金面でのトラブル。また、違反が明るみに出た場合、上地の使用制限や禁止、家屋の取り壊しや修繕などの厳しい処分を受けることもあります。いずれ建て替えようと考え中古住宅を買ったら、もとが違法建築だったためずいぶん狭い家しか建てられなかった……そんな話もちまたにあふれています。違法建築はプロの業者にも歓迎されませんから、当然、転売もしにくくなることを覚悟しておかねばなりません。

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