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法律で決められている

2018年12月30日「日曜日」更新の日記

2018-12-30の日記のIMAGE
一戸建てでもマンションでも、バルコニーは落下事故を防止するデザインや構造であることが最低条件でしょう。特に小さい子どものいる家庭では気になるところ。子どもはもちろんですが、プランターなどの物やペットが落ちるのも、場合によっては重大事故につながります。建築基準法では、手すりの高さは1.1メートル以上と定められています。ただ。高さがあれば安全かというと、実際はそうではないのです。例えば、「桟と桟の問から小さな子どもが落ちてしまった」などはよくあるケース。つまり、高さだけでなく、桟の問隔も要注意なのです。桟と桟の間隔は11センチ以下が安全範囲(公団・都住仕様の規準)。これ以上広いものは避けましよう。また、同じく桟のデザインで、横桟のものがあります。いくら間隔が狭くても、これはおすすめできません。ハシゴのようで「登ってみましょう」と言わんばかりですから、小さな子どもがいる家庭では非常に危険です。では、安全性が高いと思われるコンクリート製の手すりはどうでしょうか。これも内側に踏み台のようなものがあれば、子どもは簡単に登ってしまいます。ですからエアコンの室外機などは、手すり側に置かないのが原則です。さらに、わざわざ手すりの内側にコンクリートの段が一段作ってあることがあります。これは手すりの強度を補強するという目的で作られているもの。ところがこの配慮が裏目に出て、子どもがバルコニーから落ちやすくなってしまったという失敗例。コンクリートの上端から1.1メートルあるか確認しましょう。

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