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防水加工の有無をチェック

2018年12月31日「月曜日」更新の日記

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ガーデニングを楽しむ人が多くなり、バルコニーの水漏れや排水のトラブルが増えているようです。でもその前に、バルコニーには荷重制限があることをお忘れなく。ガーデニングに限らず、物置代わりとして何か重い物を置くつもりなら、その点を業者に伝えて安全性を確認しなくてはなりません。さらに、マンションの場合は少し事情が違います。そもそもバルコニーは共有専用部分であることをご存じでしょうか?バルコニーはわが家のバルコニーであると同時に、下の階の人の庇の機能を持っているからです。したがって、本来は自分の都合で物を置いたり改装したりできない部分。極端な話、「何も置かないこと」を前提に設計されていたとしても文句は言えないのです。ルーフバルコニーでも同様です。Aさん(二十八歳)は、結婚を機に新築マンションを購入。半年あまりたったある日、干しておいた布団を取り込むときに、ほんの少し濡れていることに気づきました。「雨も降ってないのにどうしたのかな?」と上を見ると、なんと上階のバルコニーから水漏れが……。上の階の奥さんはガーデニングが趣味。Aさんもときどき花や球根を分けてもらったりしているので、すぐに原因がわかったそうです。それにしても、半年で水漏れとは。一流メーカーだから安心していたのに、これでは欠陥マンションではないかと中西さん夫妻は憤慨しています。バルコニーの排水は、普通は雨水処理だけを考えて設計されています。降り込んでくる雨量も面積も、屋上とはケタ違いに少ないのが普通だからです。だからコンクリートむき出しで、防水処理なしでも、めったに問題は起こらないのです。Aさんのケースは住民側に問題があり、マンションの欠陥とはいえないでしょう。このようなトラブルを避けたいなら、バルコニーに防水処理をしてあるマンションを選ぶのが賢明。最近は「ガーデニング対応バルコニー」など、付加価値をうたったものも増えています。バルコニーでガーデニングをしたい……など、最初から特別な目的があるなら、それに見合うだけの機能を持つ住居を探すのが一番です。

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