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ユニバーサルデザインとは

2019年1月11日「金曜日」更新の日記

2019-01-11の日記のIMAGE
都心部や大規模マンションなどでは隣近所の住人の顔も知らないということになりがちです。管理総会で話し合うなど、住人みずからの手による安全な居住環境づくりも大切になります。「ユニバーサルデザイン」とは、幼児からお年寄りまで、そこに住む人が便利に快適に暮らすことのできる環境を整えようという設計思想のことをいいます。大人には何でもないちょっとした段差でも、子どもや高齢者にとっては大きな障害になり、つまずいて大きなケガにつながらないとは限りません。バリアフリーの考え方は、おもに高齢者や障害者にとって生活を不自由にしている障害(バリア)を取り除こうというものですが、ユニバーサルデザインでは「段差をなくす」のではなく、最初から「段差をつくらない」という設計計画になります。一般にユニバーサルデザインがよく施されているポイントとしては、玄関扉を押すだけ・引くだけで開くことのできるプッシュプルドア、使いやすい位置を考えたワイドスイッチ、リビングと和室、浴室などの床のフルフラット設計などがあります。一度住み始めるとなかなかリフォームしにくいので、マンション選びの際、ユニバーサルデザインが取り入れられているかどうかを、チェックポイントにしてもよいでしよう。そのほかの例として、住戸内では、車椅子でも楽に通れ、転回もできる玄関や廊下、居室、またぎやすさを配慮した低床式バス、手すりつきの浴室やトイレなど。共用部分では、ベビーカーや車椅子にも便利なスロープつきのエントランス、車椅子に座ったままでも操作しやすいエレベーターなどがあります。

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