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工法による特徴

2019年1月14日「月曜日」更新の日記

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青田買いのマンションでは、実際の遮音性については確認のしょうがありません。本当に気になるなら完成後の物件を買うことをおすすめします。床の遮音性はスラブ厚が問題になりますが、工法による特徴もあります。スラブの構造には、通常の「スラブエ法」のほか「中空スラブエ法」や「アンボンドスラブエ法」によるものがあります。これらの工法は、中が空洞になった鋼管を通したり、両端を引っぱった鋼線をスラブ内に入れたりするので、小梁を必要とせず梁間面積を広くとることができます。また室内に梁が出ないので、天井もすっきりするというメリットがあります。その反面、衝撃があったときにスラブが振動しやすいのがデメリットです。中空スラブなどは通常のスラブより80%程度の遮音性しかないといわれています。ですから通常のスラブよりも厚くしないと、同等の遮音性を得ることができません。たとえば厚さ200mmのスラブ並の遮音性を確保するには、中空スラブでは250?260mmくらいは必要です。さらに床の仕上げ工法には「直床」と「二重床」の工法があります。直床は、クッション付フローリングを直接、床コンクリートに貼る工法。二重床は、床コンクリ-トスラブに「防振ゴム付き支持ボルト」を固定し、その上にパーティクルボードを置いて床面を支える二重構造の工法です。

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