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長く住める住まい

2019年1月17日「木曜日」更新の日記

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一般に、直床はスラブが厚いほど重量衝撃音に有効で、二重床は軽量衝撃音の対応に優れているといわれています。最近はスラブと二重床の間にグラスウールなどの吸音材を入れて、より遮音性を高めることもあります。二重床は遮音性だけでなく、将来、間取りの変更などが必要になったときに高い可変性を発揮するのも大きな魅力のひとつ。長く住める住まいの大事な条件です。重要な確認ポイントになるのは、内覧会です。床鳴りしないか、強く踏んで確認してください。床を支持する脚の高さの調整が不十分だと、床鳴りしたり、傾きやたわみの原因になります。ただし、多少の誤差は生じるもので、国土交通省の通達でも1000分の3までを許容の目安にしています(問題が大きいと、フローリングをはがしてのやり直し工事に)。また最近は地価・資材価格の上昇等による予算不足から、床や天井、壁などの防音仕様を、現場で変更したり、省略したりすることも珍しくないので、注意が必要です。コストダウンが遮音性に影響していないか確認しましょう。ほとんどのマンションのパンフレットなどでは、「二重床」「二重天井」はセツトのように紹介されています。天井部分のコンクリートスラブにクロスなどを貼る「直天井」に対し、二重天井とは、ある程度のすき間を確保して天井材を設置したものをいいます。

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