SUMAIRINA

トップ > 元年1月> 20日

樹脂製サッシ

2019年1月20日「日曜日」更新の日記

2019-01-20の日記のIMAGE
北海道、東北地方などの寒冷地で広く使われている「樹脂製サッシ」に注目が集まっています。その特長は、第一に熱伝導率が低いために断熱性に優れる点です。もっとも効率のよい樹脂サッシと複層ガラスの組み合わせでは、アルミサッシと単板ガラスの組み合わせよりも、年間の電気料金で30%の節約になるという報告もあります。外断熱のマンションなら、樹脂サッシを採用することで効率アップに役立ちます。窓のデザインとしては、引き戸のように開閉するタイプだけでなく、クロゼットの一扉のように開く「折れ戸」タイプ、室外に押し開く「すべり出し窓」も人気があります。誤解されがちですが、複層ガラスの防音機能にはあまり期待できません。遮音性が高いのは「二重サッシ」などです。ただし、サッシの遮音性がよくても、給気口から音が入ったりすることがあるので、物件の近くに線路や幹線道路があるようなら、給気口に遮音機能がついているか確認しましょう。樹脂サッシは、強度の点でアルミよりも劣るので、超高層マンションでは基本的には使われません。価格も高めという弱点があります。そのほかにも多機能なガラスが製品化されています。ガラス面にごく弾く金属膜をコーティングした「LOWIEガラス」は、赤外線、紫外線を反射するので断熱性に優れ、畳や家具の日焼けも防止できるといわれています。

このページの先頭へ