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建て替えを行う原因

2019年1月24日「木曜日」更新の日記

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建て替えを行う原因のナンバーワンは、配管の老朽化です。いまのマンションの上下水道の配管は、破裂したり、サビが出て交換したくても、交換できないことが多いのです。マンションの多くは、上下水道の配管がコンクリートの中を通っているため、配管を交換しようとしたら、建物本体を壊さなければなりません。しかし実際には、建物を壊すわけにはいかないので、配管の掃除をしたり、交換できる範囲だけ工事を行うというような、消極的な対策をとります。そうなると、いつかは配管に亀裂が入ったりして、そこから漏れた水が鉄筋コンクリートを浸食、鉄はサビると体積が大きくなるため、鉄筋がコンクリートを圧迫します。やがて、コンクリートに亀裂が入ることになるのです。これを"爆裂現象"といいます。いまはまだ、新築でも中古でも、このような配管の交換ができない構造のマンションが、たくさん出まわっています。長持ちする建物にこだわりたいなら、配管のメンテナンスが考慮された構造のマンションを選択するべきでしょう。"コンクリート強度"も重要です。N値(単位=ニュートン)で表されるコンクリート強度は、最近の新築マンションでは、24Nが最低限度の基準となっています。建物全体の高さがある程度高くなれば、その加重に耐えるために、強度はもっと高くなります。

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