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1.住宅ローンの基本を押さえよう 1

2019年2月12日「火曜日」更新の日記

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■住宅ローンはどこで借りるのが正解か ライフプラン表でなんとなく人生を見通すことができ、節約などでマイホーム資金も目鼻がついてきた。そうなると、いよいよ住宅ローンを借りて現実的なマイホーム計画の実行です。一般的に、「住宅ローンといえば銀行から借りる」というイメージでしょう。住宅ローンは大きく分けて「公的ローン」「半官半民ローン」「民間ローン」の3つに大別されます。 ・公的ローン 以前は何種類もありましたが、現在では「財形住宅融資」を残すのみです。財形貯蓄をしている人向けで、利用価値は勤務先の利子補給制度によって異なります。一部の自治体では、「住宅資金利子補給制度」があり、ローンの一部について一定の利子補給が受けられます。 この制度は、若い世代にその自治体に住んでもらうための「呼び寄せ政策」で、自治体によって条件が異なります。 ・半官半民ローン 「フラット35」 「フラット35」と呼ばれるローンで、独立行政法人「住宅金融支援機構」がバックアップし、ローンの証券化という手法を使って長期固定金利ローンを提供しています。 住宅金融支援機構は、旧住宅金融公庫の業務を継承し、2007年4月に発足した独立行政法人です。国の政策によって税金を投入し、金利割引を行っています。 一般的に長期固定金利ローンは、貸す側にリスクがあります。つまり長期間、低い金利で固定して貸し付けたあとに、金利が大きく上昇するとその差額を貸し手である金融機関がかぶらないといけないので、金融機関は大きなリスクを背負います。 そこで住宅金融支援機構が民間の住宅ローンを買い取り、それを担保とする債券を発行することで金融機関をサポートし、長期間の資金調達を可能にしました。これがフラット35のしくみです。 フラット35を利用するときには、フラット35の技術基準に合致した住宅かどうかの物件検査が必要となります。この検査は機構が認めた第三者機関に検査を依頼することになりますが、設計段階、工事中、完成時の3段階で検査を受けることになります。 銀行ローンはあの手この手での金利割引競争が激化していますが、実は、フラット的にも割引制度があります。通常のフラット3に加え、「省エネ性」「耐震性」「バリアフリー性」「耐久性・可変性」のうち1つ以上の基準を満たせば、一定期間の金利引き下げを行っています。この制度を「フラット35S」といいます。

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