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返済は「元利均等」か「元金均等」か

2019年2月15日「金曜日」更新の日記

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住宅ローンの毎月返済額は、「金利」「借入額」「返済期間」の3つの要素で決まります。 返済額は少ないほうがラクなのですが、大事なことは、支払う利息をいかに少なくするかです。そのためには「より低い金利で」「少ない金額を」「短い期間で返済する」ことが大切ですこれが「賢い住宅ローンの借り方」の基本です。 住宅ローンの返済方法は、「元利均等返済」と「元金均等返済」の2つに分類されます。 元利均等返済とは、元金と利息を合わせた返済額が毎回一定になるようにした返済方法です。返済当初は、利息が返済の大部分を占めています。 元金均等返済とは、元金部分を返済期間で均等に割って、元金部分の残高に応じて利息がかかる返済方法です。ですから毎回の返済額は、返済当初が最も多く、返済が進むにつれて徐々に減っていきます。 この2つの返済方法のメリットとデメリットをまとめてみました。 【元利均等返清】 (メリット) ○毎月の支払いが一定なので計画を立てやすい ○初期段階の返済額が低くなる (デメリット) x借入金残高の減り方が遅い x元金均等返済と比べ総返済額が多くなる (こんな人にオススメ) 多く借りたいが返済額を抑えたい人 将来は収入が伸びると予測している人 【元金均等返济】 (メリット) ○返済総額が少ない ○返済額が徐々に少なくなる ○元金の減り方が早い (デメリット) x返済当初の返済額が高い x変動金利の場合、金利が上昇すると返済額に影響大 (こんな人にオススメ) 早く返済したい人 収入に余裕がある人 返済能力の高い人 住宅ローンを借りる場合、元利均等返済と元金均等返済のどちらが適しているかは、借りる人の希望や条件によって違います。返済の差額を知るための比較表があります。金利は将来の変動が予測できませんので、借入額3000万円で、35年返済・金利3%としてシミュレーションしてみました。 まず、借入当初の返済額を比較してみましょう。 元利均等返済の場合、毎月11万5455円の返済額となり、元金均等返済では、1回目が14万6428円となり、当初の支払額の差額は3万973円です。しかし、元金均等返済は毎月の返済額が徐々に少なくなる借り方ですから、14年目で毎月の返済額は元利均等返済を逆転し、少なくなります。 総返済額は元金均等返済のほうが274万円も少なくなり、とてもおトクです。

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