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モデルケースの~独身男性は住宅を買うべきか? 2

2019年2月18日「月曜日」更新の日記

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木村さんが今検討している新築マンションは専有面積独平米で物件価格は4000万円。仮にこの物件を賃貸に出したら家賃はいくらになりそうか調べてみると、月2万円が相場でした。利回りは(2万×2カ月)-4000万×100=3.9%。いかがでしょうか?これでは、住宅ローンの返済分、管理費・修繕積立金、固定資産税、空室リスクまで考慮するととても手を出せる物件ではありません。他人に貸すなら新築でも利回りは5%欲しいところです。5%を上回れば、住宅ローンの返済を受け取る家賃で払うことができます。頭金をしっかり入れ、金利も低くできれば諸費用も払えるでしょう。どうしても、この物件にこだわりがあり、家賃が月2万円しか取れないなら利回りが5%になる水準である3120万円(=2万×20・8)をメドに値引き交渉してみましょう。ここまでの値引きはなかなか難しそうですが。 独身だからといって中途半端な物件を買ってしまうと、結婚したら買い換える、もしくは他人に貸す可能性が高くなります。その可能性を考えると、最初から広い住宅を購入する手もありますが、どうしても物件価格は高くなりますし、やっぱり結婚をしないことも。なかなか難しいところです。 独身者は子どもがいない分、住宅を買いやすい。ところが、家族を持っている人に比べライフプランが変わる可能性が高く、しかもその方向性の変化も大きくなりがちです。住宅を買うならどちらに転んでも大丈夫な買い方をすることが望ましいでしょう。そのためには、住み替えの邪魔にならないように、他人に貸してもよし、売ってもよしとなるよう割安に購入しておきたいところです。木村さんは現在検討しているマンションをやめて、より割安に買える物件を探すことにしました。

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