「1000万円貯める」より、「1000万円コストをかけない」ほうが、ずっと簡単 1
2019年2月23日「土曜日」更新の日記
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- 将来や老後が不安な人たち「結婚して家庭を築き、子供を一人前に育てて、そのうちに会社を定年して老後の暮らしに入り、人生の幕を下ろす.........。あなたを含め、これが一般的な「人の一生」ではないでしょうか。
人生初年と言われる現代で、この「一生」にかかるお金はいったいどれくらいになると思いますか?人生の3大支出は、「住宅ローン」「教育資金」「老後資金」です。
住宅ローンの借入をして「土地を買って家を建てる」ということは、金利を長期間にわたって返済するということです。
会社員の場合、自分が勤める会社の業績には波があって、いつ経営不振に陥るかという不安を抱えています。また、自分がリストラにあう可能性もあるでしょう。さらに、現実問題として実質賃金は下がり続けていますから、多額の住宅ローンを抱えるのは大きな不安材料です。
そして子供の教育費もケチりたくはありませんから、これも大きな出費を覚悟しなければなりません。子供が小学校のみ公立で大学まですべて私立の場合は2400万円。すべて国公立の場合でも1000万円の教育費がかかるといわれています。
さらには、定年後に長い老後を安泰に過ごすために必要な資金は、年金以外に3000万円程度かかるといわれています。
かせ
自分の家はほしいものの、これらのことが柳となって二の足を踏んでいる人が多いのです。それは数字にも表れており、1973年の住宅着工戸数は190万戸ですが、2015年度は5万戸であることは「はじめに」でもふれました。特に若い人がマイホームづくりに踏み切れないのは、老後の不安や景気の不透明さで先が見えず、不安だからです。
「ほんの些細な節約」がローンに影響する「実際に思い切って家を建てようという人でも、「将来が不安で、家を建てる予算を切り詰めたい」という話を耳にします。
先日もある住宅会社の営業マンから、「予算オーバーでお客様から300万円も値引を要求されたのですが......」とアドバイスを求められました。300万円の予算オーバー、これは大きい金額です。しかし、予算に合わせるために建物を小さくしたり、仕様や設備のグレードを下げたりしてはいけません。なぜなら「安かろう、悪かろう」となって、せっかくのマイホームが台なしになるからです。
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