SUMAIRINA

トップ > 元年2月> 24日

「1000万円貯める」より、「1000万円コストをかけない」ほうが、ずっと簡単 2

2019年2月24日「日曜日」更新の日記

2019-02-24の日記のIMAGE
"私だったらまず、理にかなったコストダウンの方法を提案します。そしてローンの借入額を300万円増やし、念願のマイホームを建てることをオススメします。ローンを300万円増額する場合、5年返済で計算すると毎月の返済額が約1万円増えることになります。それなら1日当たり333円節約すればいいわけですから、毎朝の缶コーヒーを飲むのをやめたり、冷暖房の設定温度を1行程度見直しするなどすれば可能な節約金額です。ちょっと家計を見直せば、月1万円程度はラクラク浮かせることができます。 前あなたも銀行や住宅会社と、もっと有利に交渉できる「家づくりを考えている人に、一番不安に思っていることは何かアンケートをしてみました。第1章でも触れますが、上位3つの回答は、 〇住宅ローンの返済は大丈夫か2自分のイメージ通りの建物ができるかのリストラや老後の不安がある という結果でした。 銀行の仕事は、お金を預かったり、貸し付けをしたりして、その「利ざや」や「手数料」を顧客から稼ぐことです。たとえば、住宅会社は2000万円の住宅を1棟売っても粗利益は約500万円ですが、銀行は融資書類を作成し、預金者のお金を動かして2000万円の住宅ローンを貸し付け、780万円以上の利息を稼ぎます。 つまり銀行は、たくさんの職人さんの手仕事と、時間をかけて売り上げを上げる住宅会社と比べ、かなり割のいい商売をしていることになります。 この住宅ローン、実は利息を値切ることが可能です。住宅ローンは個人の借入ですから、金利を下げてもらうのは難しいのですが、交渉次第で利息を少なくすることはできるのです。たとえば、3870万円を3年で借りた場合、1324万円の利息がつきます(固定金利)。 私のお客様は、本書で述べるやり方で借り方と返し方を工夫し、利息を857万円にすることができました。つまり、467万円も利息を少なくすることができたのです。 家づくりにおいて、住宅ローンの借り方・返し方、節税方法、コストダウンの知恵やお金の貯め方など、知って得すること、知らなくて損をすることはたくさんあります。本書では、そんな「知って得する話」を紹介していきます。 住宅・不動産会社の営業マンや銀行員の言う通りにする必要はありません。本書を読んでしっかり勉強して交渉すれば、あなたの大切なお金を損しないですむのです。 利息を低く抑えることと、家計のバランスシートを見直すことで、さらにお金を捻出することができます。 それらの工夫によって1000万円つくることは、ゼロから1000万円貯めるよりずっとハードルは低いでしょう。 要するに、家づくりに関する知恵をつけ、家計を見直せばいいのです。マイホームは一生で最大の買い物です。本書をしっかり読んで知識武装し、夢のマイホームを手に入れましょう!"

このページの先頭へ