管理人はだれ！？

2019年3月3日「日曜日」更新の日記

機械に使われるな 文化は或る地域に、或る民族の同類性に基づいて醸成されていることに気づくだろうか。 文化の要素は、生活や居住を共にしていく中で、そこでの物事に対しての同意性を確か め合うことで発生してくるのだろう。 人間は群れ合って定住することで種の保存を継続してきたが、人間集団の中には違和感の ある人間が居ることもあれば、出てくることもある。そんな人が集団の同意性に一石投じることがある。 集団がそれを受容するか否かを聞かれている。否で村八分もあり得るが、喜んで受容されれば、 集団はその一石によって文化のレベルを高めることになる。これが人類の発展に連続するだろう。 殆ど日常的に発生し続けている。例えばホット・ドッグは、パンとソーセージを別々に食していた時そこでまた人間的な話題である地域性に話題を戻そう。日本においても、幕藩時代には 薩摩の人と江戸の人とは会話が困難であったという。意思疎通のために筆談したと伝えら れる。ことほど左様に地域的な違いが大きかった。 明治以後は政治体制や教育の一元化で 地域性は急速に消えてゆき、今ではどこかの駅で列車を降りたとしても、あまりその土地 らしさを感じないまでになっている。 歴史的堆積物、例えば民家にはごく近い地域にでも ひと目で違うのが分かるほどの地域的な違いがあるけれども、機械生産化された昨今の家 は、日本中どこでも同じような家になってしまっている。自然環境が均質化したわけでも 無さそうだ。これもまた機械文明の侵略性の現れであろう。 そこに住む人間の方が地域性 を失ったのか。人間の移動が烈しくなっているので、そのせいもあろうが、意外なことに、 人間の感性が地域性の存在を確認し合っている面が今もなお健在であることに気付いた。 日本の各地に居る人達を思い浮かべながら、感性の地域性を確かめてみた。

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