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食洗機のエコロジー

2019年3月6日「水曜日」更新の日記

2019-03-06の日記のIMAGE
水や洗剤や電熱、ガスなどの使用量を減らすべく手洗いしたらどうだろう。これはもう 確実に手洗いの方に軍配が上がる。洗剤の使い方を油汚れしたものだけに限れば更に減る し、洗うのに費やす時間さえ短くて済む。こうであれば先ほどのセールストークは嘘なの だ。 エコロジーは物の使い方ひとつで決まるもの。食洗機をアンチエコと一方的に決めつけ たのはそれ故である。 台所セットにビルトインされる以前の食洗機はもっと大型で、洗濯機ほどの大きさがあ ったが、公的には使用してはいけないことになっていた。法的禁止のような強い規制では なかったから、使う人が黙っていれば分かる訳ないとして使っていた。使用する人が少な かったこともある。使ってはいけないと言われた理由は洗剤にあった。化学洗剤が下水に 混入すると河川の汚れになり、最終的には海水の汚染になるからだ。 その頃はまだエコロジーという言葉すら誰もが知らなかった。高度経済成長の時期なの で誰もが科学ないし化学を万能と信じていた。物や人という内容物ではなく、スペースそのものを広く使えるようにする工夫もある。 家は「食う寝る所に住む所」と表現されるが、この寝る所に着目する。一日型時間のうち 3分の1弱ほどは寝ていて動かないから、スペースは問題にならない。「起きて半畳寝て 一畳」と昔から言われたのを、起きている時半畳でも動き回る。 寝れば一畳だけで済むと 解釈する。寝るスペースをできるだけ切り詰め、8畳だったら4畳2間にするように改造 する。こうしたことを考えれば残りのスペースを広くすることができる。 部屋と部屋とを繋いで広くする工夫もする。壁でなく引き戸を多用する。部屋と廊下と の区画をそれにすれば廊下の空間が部屋と一体になるので、かなりの広がりが得られる。 マンションの個室にはドアが多いが、それを壁と共に取り去って天井までの高さの引き戸 にすればよい。この効果は絶大だ。

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