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手になじむ食器や箸をどう選ぶ

2019年3月15日「金曜日」更新の日記

2019-03-15の日記のIMAGE
工夫にも、取材でたくさんお目にかかりました。「栄養満点で、心もあたたまる一人鍋が得意なの」というAさんは、そのための一人用の土鍋やホーロー鍋を数種類用意していました。「チン料理で手早くおいしく」というBさんは、「チン」つまりレンジ料理用の容器に凝っていました。おいしくできて、しかも卓上で見栄えのする容器は、探せばあるものです。そして「コンビニ料理愛好者。上手に盛って、自分で自分をもてなすの」というCさんは並べ上手。調理器具はほとんど置かずに、お気に入り食器がキッチンを占領していました。どれも、さすがと感心したものです。調理道具も食器もと欲張らずに、狭いからこそのこだわりを決めて、それに見合ったものだけにすれば、狭いキッチンも生き生きとします。手になじむ食器や箸をどう選ぶ?陶芸家の吉川ひろこさんは、ご飯茶碗にこだわっていました。「手のひらにのせると、ふわっとあったかくて、ご飯をよそうと、すごくおいしそう。そんなご飯茶碗をつくりたいんです」ああ、そんなご飯茶碗が私も欲しい、と思いました。砂でつくった型に熱した鉄を流してつくった鋳鉄のフライパンで、砂肌の凹凸が表面に移り、使い込むうちに油がなじんでこげつきにくくなり、少ない油で調理ができます。温度が下がりにくくおいしく仕上がるので気に入っていたのですが、最近は重いと感じるようになりました。一0年前に比べて手首の力が衰えたためで、そろそろ薄手の鉄に替えたほうがいいと思っています。もの選びは年齢に合ったもの、手の大きさや握力に合ったものであることも大切。栓抜きや缶切りなど、欧米製は大きくて重いので、若いときでも使いこなせないものがありました。自分の部屋をプロ並みに「カラー・コーディネート」!日本の家は、外観は色も形もさまざまなのに、室内は壁、床、天井、そして家具までも、だいたいが白っぽい色でまとめられています。そこへいくと欧米の家は、外観は同じような色や形で統一されているのに、ドアを附けて一歩中に入るとさまざまな色でまとめられていて、実に楽しいのです。日本の場合、「少しでも広く見せたい」といった住宅事情もあると思います。

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