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誰にどうやって相談したらいいのか?

2019年3月25日「月曜日」更新の日記

2019-03-25の日記のIMAGE
" 工事にかかるにはその前に、設計という全体計画をしなければなりません。ただ6畳1間を単純にポコッと増築するだけでも、構造的に既存とどう接続するのか、屋根の形や材料、雨樋を付ける位置、壁の材料やサッシの種類に大きさや高さ、内部の仕上げや素材や色、照明器具にコンセントの位置、電話やインターホンに空調と、一応でもひと通りのことを決めなくてはなりません。こうしたことはかなりエネルギーのいることです。  でも、この程度のことだったら少し器用な人は自分で決定することができるはずです。要は施工業者に話す前に、何をどうしたいのか、工事費はおよそいくらを予定しているのか、工期はどれくらいかけられるのか、住みながらするのか、それとも工事中は引っ越しをするのかなどの概要をはっきりさせておくということです。  設計は新築と同じで、まず設計事務所に相談を持ちかける方法があります。設計料はかかりますが、施工にかかる前に施主としての意見やアイデアをしっかりと施主側の立場に立って、図面にしてもらったうえで施工者と相談することができます。工事中の監理もしてもらえるので安心という点ではお勧めです。片や建築家に頼まなくたってという方は、直接工務店に頼まれるのもいいでしょう。そこにも施主の意見やアイデアを図面にしてくれる意欲的な担当者はいるはずです。  いずれにしても、工事は建設会社とか工務店ということになるのでしょうが、工事が小規模なだけにあまり大きい会社は相手にしてくれません。それからやはりまとまった増築でもない限りはプレハブメーカーでもリニューアル部門を設けているところ以外は相手にはしてくれないでしょう。また、デパートの施工部隊もありますし、近ごろはガス会社や設備メーカーなどでも増改築を取り扱っています。フットワークのよさそうな小規模な工務店あたりも施工会社としては手ごろではないでしょうか。設計者がいる場合は設計者とよく相談し、いない場合は担当者と直接話す必要があります。"

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