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増改築前にする骨組みの調査①

2019年3月28日「木曜日」更新の日記

2019-03-28の日記のIMAGE
" 増改築を決心したとします。しかし、既存部分が果たして増改築に耐えるのか否かを診断する必要があります。周辺事愉や再建築不可で、何がなんでも増改築しかないというのでしたらやむを得ませんが、その場合でも、現在の住まいがどの程度歪んでいるのか、その原因を正しく探り、それを袖修矯正するのにどれくらいのお金がかかるのかを知っておく必要があります。結果によっては、そんなにお金がかかるのならいっそのこと建て直しましょうか、なんてことにもなりかねません。  共体的には工務店や設計事務所で調査をしてもらわなければなりませんが、日ごろの生活のなかでかなりのイエローカードを発見することができます。フローリングの床にビー玉を置いて転がる、引き戸の滑りが悪くなったり建て付けが悪くなっている、サッシのクレセントのかかりが悪くなっている、床鳴りがする、和室の塗り壁にクラックが見られるといったことなどです。  乗直の場合はそれだけが狂う場合もありますが、水平は不同沈下などで狂えば。緒に垂直も狂います。測量は当然別々にしますが、水平は簡単なものでは水盛管やレーザー光線などさまざまな機械を使ってのレベル測量、垂直は糸と錘でするものからやはり機械によるものまでいろいろあります。水平は部屋を一定のグリッド(たとえば900×900)に分けてその交点の絶対値を測量し、一番高いところをゼロとして他の下がりを相対値で換算しま す。少し大ざっぱですが、品確法では1000分の3から1000分の6、つまり8畳間の一辺で21mm程度、垂直は天井高2400mmとして14mm程度が限界でしょうか。 でも、建共はピッタリなのに柱が傾いていて、調べてみると新築時に傾いたまま建具を取り付けていたなんて笑えない話もあります。  在来工法ではめったなことでは増改築や矯正に値しないという答えは出ませんが、一部のプレハブメーカーでは「20年くらいでガタが来たように感じさせる家」というのが狙いだという怖い話もあります。ご検証を。"

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