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新築マンションもピッタリの住まいを実現

2019年4月9日「火曜日」更新の日記

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問題は浴槽です。これを交換するとかなり費用がかかってしまいます。なぜか、バスルームのリノペーションになると男性の出番のようで、やたら高級な浴槽に変えようとしたりして、奥様と口喧嘩が始まることが多いようです。もちろん檜の浴槽などは素晴らしいもので、あの檜の香りがする浴槽に入って一日の疲れを癒したいという欲望にかられる気持ちはよくわかります。しかしながらいかんせん費用がかかります。普通のホーロー製の浴槽でも数十万円はしますので、ここにお金をかけすぎると全体の予算をおおいにいじめることになってしまいます。ご主人と奥様の問で、バスルーム対キッチンという熾烈な戦いが勃発します。しかし、正直、どちらをとるかと言えばやはりキッチンでしょう。キッチンのほうが、毎日の生活に占めるウエートははるかに高いからです。リノペーションを考えるときは、いかにして住まいの効用価値を上げるかです。残念ながら、ご主人がバスルームで寛ぐわずかな時間のために多額の出費を行うのはどうも分か悪そうです。それでも、浴槽を交換せずに大きな効川を得られる手段があります。最近、ホテルのリノベーションなどで使われている手法のひとつで、FRPパック塗装という技術があります。この塗装技術はすぐれものです。既存り浴槽の表層を、コーティングするもので、できあがりを見ると、ピカピカになります。あるホテルのリノベーションエ爭の際、私か現場見学をしたとき、現場で働く職人さんに思わず、あれ、浴槽も交換したんだっけ」と口にしそうになり、あわてて囗をつぐんだことさえあったくらいです。費用も内容によりますが、10万円程度で施工が可能です。バスルーム内の洗い場にあるミラーも水アカやカビで全く使い物にならなくなっています。これも最近ではこうしたカビや汚れを落とす洗剤が開発されていますし、小さなミラーですから、交換したうえで、防湿フイルムを貼ってコーティングすると、水アカがつきにくくなる効果が期待できます。このように水回りについては、従来のリノベーションでは既存の床、壁や設備を壊して取り換えるというのが基本発想であったものを、なるべく既存のものを活かしながら、これに新しいものを加える、覆い隠す技術が発達してきました。壊して作り替えることを最小限にとどめることでかなりの費用の圧縮が可能になるのです。築15年前後くらいの中古マンションになると新築マンションと比べて半値くらいになっているものもあります。リノベーション費用は築7、8年の物件よりもかかりますが、700~800万円もかければかなりの効用価値を得ることが可能です。上限1000万円以内を目標に資金計画を練り、効果的なリノベーションを施せば、隣の新築マンションもピッタリの住まいを実現できることでしょう。

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