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「匠」を称する有名デザイナー

2019年4月13日「土曜日」更新の日記

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雑誌やテレビのリニューアル番組や記事には、よく「匠」を称する有名デザイナーが登場して、またたく間にダサかった家や部屋を、驚くほどお洒落な空間に生まれ変わらせるビフォーアフターが語られていますが、リノベーションにあたって、どこまでこのような匠を使う必要があるのでしょうか。まず、もしデザイナーを使うなら、個々のデザイナーの今までの作品を事前によくチェックすることをお勧めします。決して、有名だから、だとかテレビで見たことがあるから、といった理由で仕事を依頼しないことです。あたりまえですが、デザイナーにも「得手不得手」があります。狭い空間のデザインにウデを発揮するデザイナーもいれば、大空間のホールや結婚式場をやらせればピカイチなどというデザイナーもいます。和風、洋風、アジアンテイスト、パステル調、ダーク調など、それぞれに強みや得意種目があるので、これらの傾向は事前によく把握しておくことです。デザイナーとの相性も大切です。大袈裟に言えば、人生に対する考え方、今まで生きてきた環境、思想、哲学などがある程度共有できる人を選びたいものです。何しろ、自分が毎日住まう家です。建物内のあちらこちらに、自分のテイストとあわないものをデザイナーの押しつけでつきあわされたのではかないません。自分の個性を表現するはずのリノベーションだったものが、実はデザイナーの独りよがりだったというケースはよく耳にします。特にデザイナーが有名デザイナーであったりすると「先生」になってしまう。

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