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シェアハウスの考え方

2019年4月26日「金曜日」更新の日記

2019-04-26の日記のIMAGE
所有を最小限にして、なるべく所有に伴うコストを極小化しようという動きは、一方で物を所有せずに共用しようという発想が必要になってきます。その意味で、最近、市民権を得つつあるカーシェアリングもそのよい事例であると思います。カーシェアリングとは、1台の車をあらかじめ登録している複数の顧客でシェアをする。そして、各人が車を使いたいときにのみ自由に使う。そんなシステムで、最近は都内の比較的交通の便のよいエリアなどで急速に普及してきています。車を所有していないので、税金などの所有に関わるコストは発生しません。使った分だけの利用料とガソリン代だけ負担すればよい。レンタカーとは異なり、いつも同じ車を使えるし、近隣の駐車場にあるから、まるで自分の車のように使える点が支持を受けている理由のようです。車好きや今まで車はステータスだと思っていた昔の世代にはやや抵抗のあるシステムですが、彼らにはこうした利用の仕方は合理的でクールな考え方なのかもしれません。同様に住宅についても、最近の若者に広まりつつあるのが、シェアハウスでの居住です。学佼を出て、就職しても、親の家が郊外にあっては会社まで遠い。会社まで通勤する時問は無駄な時間なので、会社の近くである都心に住みたい。でも賃貸マンションでは賃料が高くて、ただでさえ少ない給料がもったいない。こんな彼らに受けているのが、シェアハウスの考え方です。1軒の家を複数の若者でシェアして暮らす。外国ではよく見受けられる、学生や若者の住み方ですが、最近日本でもその数が増えつつあります。何といっても1軒を数人でシェアするので、効率的です。

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