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ほとんどが中古マンションで賄えるようになってくる

2019年4月28日「日曜日」更新の日記

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それでは今後の日本人の居住スタイルはどんな方向に変わっていくのでしょうか。20歳代。学生から就職をして社会人になった時期の居住形態は、親元が都心であれば、親元から通うスタイルになるものと思います。欧米などでは考えられないのですが、日本人、特に最近の女性は母親とは友達のように仲がよい、ついでに言えば男性でも母親べったりの若者がいる。独立心を養わなければならない時期なので、本当はお勧めできないのですが、日本人の多くが首都圏をはじめとした都会に来て生活するようになった現代では、あたりまえの風景になるような気がします。理由は簡単です。年収がさびしい中、無理に居住空間にお金をかけたくないからです。同期で、会社に親元から通う場合と、賃貸マンションを借りて通う場合を比較してみてください。親元にいくら差し入れるかによりますが、賃料や食費などで年間200万円以上の手取り収入の差になってくるはずです。これでは将来の結婚資金はおろか、自分の能力をアップさせるための英会話スクールの金すら出ないことになってしまいます。親元からは独立したい、あるいは地方から都会の会社に就職した若者は、会社の独身寮があれば別ですが、最近はリストラで会社の寮もどんどん廃止になっています。その場合も、賃貸マンションよりもシェアハウスを選ぶようになると思います。さらに30歳から40歳代になると、勤務先近くの都心の中古マンションを買って、自分らしくリノベーションをかけて住まうことになるでしょう。新築マンションはすでに一部の富裕層を相手にしたものが中心となり、手頃な価格のコモディテイマンションは、欧米と同じように、ほとんどが中古マンションで賄えるようになってくるものと思われます。

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